講師はカンボジア、日本両国の文化・習慣に精通しています。そのため実体験をもとに、日本語だけではなく日本で生活する為に大切な文化、生活習慣、法的保護に必要な情報、日常生活上のマナー等を指導することが出来ます。外国人技能実習生が日本社会でよりよい生活を送れるために、効果的、効率的、魅力的に日本語講習が出来るオリジナルカリキュラムを考えております。日本で就労する際に実際に必要となるコミュニケーション・会話を学び、日本の就労文化について理解を深めることを目指しています。
外国人技能実習生の一日について
寮での集団生活を通して、日本の生活習慣、時間管理、人に迷惑をかけないこと等をしっかりと身に付けてもらいます。代表者の自宅から近いため、24時間管理体制で安全確保と生活指導を行っています。
時間割表 | 活動 | 目指すべき |
06:00~07:00 | 起床、洗顔、朝食 | ラジオ体操、当番制で食事の準備、後片付けをします。 |
07:00~08:00 | 掃除・ゴミ拾い | 当番制で内外の掃除し、その後皆でゴミ拾いへ出かけます。 |
08:00~08:30 | 自習 | 会社及び監理団体の名前、住所、仕事の言葉を練習します。 |
08:30~10:10 | 一限目 | ※カリキュラムのとおり |
10:20~12:00 | 二限目 | ※カリキュラムのとおり |
12:00~13:00 | 昼休み、昼食 | 当番制で食事の準備、後片付けをします。 |
13:00~14:40 | 三限目 | ※カリキュラムのとおり |
14:50~16:30 | 四限目 | ※カリキュラムのとおり |
16:40~17:30 | 五限目 | ※カリキュラムのとおり |
17:30~18:30 | 夕食 | 当番制で食事の準備、後片付けをします。 |
18:30~21:00 | 入浴、自由時間 | 自由な時間を過ごします。 |
21:00~22:00 | 宿題 | みんなで宿題をします。 |
22:00~06:00 | 就寝 | 寝る前、目覚まし時計を設定してもらう習慣を身に付けます。 |
講習のカリキュラムについて
技能実習生の日本語能力を高めることにより、実習実施者の技能実習や日常生活が少しでも円滑に進むようになることを目的とします。そのためのオリジナルカリキュラムを随時バージョンアップさせていきます。仕事上の日本語でのやり取りに慣れ、自身の考えをまとまりのある単位で発話することができるように指導します。海外での入国前日本語講習の習得状況 から判断し、技能実習生を「ほとんど分からない」「片言ならしゃべれる」「ある程度会話できる」の3レベルに分け研修を 行います。それぞれのレベルの日本語研修の到達目標は次のとおりとします。
「ほとんど分からない」到達目標
相手の質問に対して、返答できる。日常生活における基本的なコミュニケーション力を習得する。初級日本語の総合的な力を高める。
「片言ならしゃべれる」到達目標
相手の質問に対して、正しく返答できる。自身の考えをまとまりのある単位で発話することができる。人との意思疎通がある程度できる。
「ある程度会話できる」到達目標
相手の話を聞き、分かりやすく伝えようとする気持ちをもって発話することができる。一般的な仕事における円滑なコミュニケーション力を身につける。
科目 | 176 時間 |
日本語習得講習 | 58 |
仕事一般に関する知識 | 44 |
生活一般に関する知識 | 40 |
外国人技能実習制度 | 18 |
法的保護に必要な講習 | 8 |
警察、消防講習 | 8 |
科目 | カテゴリー | 内容 | 時間 | 総時間 |
日本語習得講習 | 自己紹介 | 実習実施者及び監理団体の名前、所在地などを言葉で話します。 | 8 | 58 |
初級文法・語彙 | 基本的な語彙・文法で会話を練習します。 | 30 | ||
スピーチ、発表 | 自分の言いたいことを簡単な文にして、スピーチ会を行います。 | 8 | ||
グループワーク | 分担して買い物、調理、ゲーム等の活動をします。 | 8 | ||
筆記試験 | 日本語能力の把握(2回実施:入校時・退校時) | 4 |
仕事一般に関する知識 | 生産管理・品質管理 | 7S:整理・整頓・清掃・清潔・躾・節約(水道(水道光熱費)・責任(仕事上) | 4 | 44 |
聞く練習 | 仕事でわからないことを、そのままやってしまうことがあります。まずは勇気を出して聞くように指導します。 | 4 | ||
仕事現場 | 仕事の流れ、コミュニケーション能力。朝礼・終礼等を説明します。 | 4 | ||
出勤 | 会社の仕組み、時間管理。休息・休憩・残業等を説明します。 | 4 | ||
報告・連絡・相談 | 仕事の進捗状況や、業務の結果や成果について説明できるように練習します。 | 4 | ||
チームワーク | 組織に属するメンバーが共通の目標を達成するために、お互いに協力・連携しながら、相乗的効果を導く共同作業が出来るようにします。 | 4 | ||
職種別の専門用語 | 入社前、少しでも仕事によく使う言葉を学習し、技能実習指導員が仕事内容を伝えやすくなります。 | 16 | ||
安全第一 | 作業事故ゼロをめざし、基本的な注意事項を説明します。 | 4 |
生活一般に関する知識 | 日本のルール・マナー | 日本特有の日常生活のマナーについて ・挨拶、感謝、謝罪などの気持ちを表す際に頭を下げます。 ・公共の場では静かにします。 ・相手の話を聞くときは相槌を打ちます。 ・食事の前後にあいさつをします。 ・時間に余裕をもって行動します。 ・名前を呼ぶときに敬称をつけます。 | 4 | 40 |
入浴 | 入浴のルール、お風呂の入り方、冷水やお湯の使い方、銭湯、温泉の利用手順。 | 4 | ||
病院 | 健康管理、病院の選び方、利用方法、健康保険の説明、病院の予約、問診票の書き方など。 | 4 | ||
銀行 | 海外送金やATMの使い方。 | 4 | ||
郵便局 | 荷物の送り方。 | 4 | ||
電車 | 切符購入、乗り方、マナーなど。 | 4 | ||
迷惑 | 騒音、電話、カラオケ、料理の匂い。 | 4 | ||
ごみの分別 | 地域によって異なりますが、ごみ分類の基本を身に付けます。 | 4 | ||
地震・津波 | 地震・津波発生時の行動、避難訓練、アプリケーションの使い方など。 | 4 | ||
買い物・飲食店 | 注文、会計、購入前商品を触らないこと、レジ袋の持参など。 | 4 |
外国人技能実習制度 | 外国人技能実習機構(OTIT) | 技能実習生手帳を基づいて技能実習の目的及び目標を説明します。 | 14 | 18 |
公益財団法人 国際人材協力機構(JITCO) | 日本学習教材を用いて必要な情報やスキルを身に付けます。 | 4 |
法的保護に必要な講習 | 労働基準法、出入国管理及び難民認定法 | 社会保険労務士や行政書士の先生を招いて入管法・労働法の講習を行います。 | 8 | 16 |
警察、消防講習 | 交通ルール、犯罪防止 | 上尾市の警察署と消防署にご協力頂きながら、研修センターにて技能実習生に対して講習を行います。 | 8 |